ヒルクライマー
のっけからリンク貼り付けてみました。
皆さんこんにちわ。
今日は、というか昨夜から雨の愛媛県ですが、気温が昨日より異常に高く、仕事をする分にはなかなか好条件となっています。
自転車乗らない日は雨が上等。
花粉も飛ばないし、PM2.5も・・・とはいかず、なぜか数値が高い日が続いている瀬戸内地方。
風向き的にこの辺は飛散しやすいようで、連日そらまめくんの表示は赤かオレンジです。
ま、それはさておき。
先日3冊の本を図書館で借りてきました。
うち2冊は、ストレッチとマッサージの本。
ローラーを回すようになって、明らかに足腰への負担が増していると感じるので、ケアも大事と読んで実践中。
ストレッチは慣れてきているので受け入れが簡単ですが、今回初めて借りたマッサージの本はちょっと難しい。
自分でマッサージして効果が出ている実感もないので、良い感じで伸ばせているストレッチのほうを中心にやっています。
で、残りの一冊。
高千穂遙氏のヒルクライマー。
ご存知の方はよくご存知だと思いますが、ヒルクライムをテーマにした小説です。
図書館の、山岳コーナーにありました(笑)
昨日午後から読み始め、一気に読み終わりました。
最初、主人公たちの関係がややこしく頭に入りませんでしたが、そこはわたしも自転車馬鹿(笑)
それぞれの走り方などの記述になるとすんなり頭に入ります。
以前から坂が好きなわけではない、ヒルクライマー目指しているわけではないと言いつつも、ホームコースはちょっと小高い黒瀬ダム。
必然的に日常的に登っているわけで、全く興味がないと言えば嘘になります。
元々本の虫なので、活字が頭に入りやすい。
主人公が成長していく過程でコーチ役が指南するシーンでは、食い入るようにヒルクライムでの走り方を読みふけりました。
うん、よく分かる。
分かるけど、今の自分ではできてないよな~、と思いつつ読むと、あら不思議、走ったような気分になるじゃないですか(笑)
一気に読み進めたあとに、たまらずローラー乗りながら昨年のブエルタ第4ステージ、一級山岳の走りを見ると、気分はすっかりヒルクライマー(笑)
目では山を走っていますが、実際は平地のローラーですから。
思いがけず楽に山を登れているような錯覚に陥ります。
でも、本著の中で主人公の一人がヒルクライムにのめり込むあまり家庭が崩壊しかける、という設定には思わずうなりました。
わたしは基本家族が第一なので、休日いかに晴れ渡っていようとも家族との時間を必ずとるようにしています。
子供たちもまだ小さいし、おとーさんと慕ってくれるし。
自転車はもちろん楽しいけど、家族といる時間も楽しい。
それが思いがけず崩れた昨日だったわけですが、さて、わたしは同じようにのめり込んでレースや特訓に明け暮れるようになるのだろうか?
可能性ゼロではない。
ゼロではないけど、今のところパーセンテージはものすごく低いだろうな、というのが率直な感想。
でも、実際どうなんだ。
そののめりこんだ主人公ってのが、わたしと同年代の設定でして。
これが現実味を増す。
山は楽しい。これは間違いなく楽しい。
ホームコースとして黒瀬ダムと中山川の2つを今は持っていますが、黒瀬が山、中山川が平地。
どちらが楽しいかと言うと、黒瀬のほうが楽しいんです。
登り始めてすぐ。自分のその日の調子がまず分かる。
足が回るか、息が上がらないか、ポジションがしっくりきているか。
登り始めて1分ほどでその辺を見極めて(というほどのものはないですが)、やおらペースを設定。
20km/hで登り始めることもあれば、16km/hまで落として登り始めることもある。
途中10km/hまで落ちるのはいつも一緒だけど(笑)
それでもその日の調子いかんが、そのままタイムになって現れるのは面白い。
途中下りを挟んだちょうど5kmの道のり。
14分~16分。
たぶん速い人は10分切るんだろうなと思いますが、わたしの場合でも14分台でいつもの場所に到着したときは嬉しい。
逆に16分かかったときは、何かと自分に言い訳することが多い(笑)
これを追い込んでトレーニングして10分くらいまで持っていくか?
したい自分と、「まぁまったり走ろうや」という自分と半分半分。
トレーニングしようと思えば、今よりシビアにしないといけないし、労力も時間も増す。
この主人公と同じように、家族を放置することになるのか。
嫌だなと思う反面、子供たちがどんどん大きくなって今のように一緒に出かけることがなくなってきたら。
必然的に時間はできてしまう。
その分奥さんとラブラブになるはずもないので(笑)、趣味の時間がとれるようになってしまう。
そうしたら・・・
ヒルクライマー目指しちゃうのかなぁ・・・と思います。
スプリンターの素質もやる気もないし、ルーラーのように長時間高速ペースで走ることもどうだろう。
長距離走りたい気持ちはありますが、自分の気質に一番近いのはヒルクライムじゃなかろうか。
短時間、ひたすら登る。
とにかく登る。
登った先には、きっと素晴らしい景色が広がっているだろうし、気温が高くなってからのダウンヒルは気持ちよい。
スピード出せないけど(笑)、でも気持ちよい。
ヒルクライマー・・・いいなぁ。
かように想いが揺れてしまった昨日の話でした <(_ _)>
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